施設によって雰囲気が変わるグループホームの話

高齢者の支援をする介護職は、利用者の要介護度によって働き方が変わります。例えば、グループホームでは認知症が進んだ方を対象にしているため、他の施設とは一味違ったケア内容になることがあります。

グループホームで働く介護職員は、認知症の方と長時間一緒に行動しなければなりません。他の施設なら、ある程度会話を通して意思の疎通ができますが、グループホームの入所者の中には認知症が進み、意思の疎通が困難な方もいます。そのような場合は、状況から物事を判断しなければならないことも少なくなく、判断力と併せて認知症に関する理解も求められます。

それから、認知症の方に特化したグループホームで仕事をする時は、夜勤があることも覚悟しておかなければなりません。グループホームは入所型の施設なので、当然夜間も利用者の安心と安全を見守る必要があります。グループホームは人数が比較的少ない施設なので、肉体的な負担はそう感じないかもしれませんが、中には夜間に徘徊したり、騒いだりしてしまう方もいるため、トラブル防止に努めなければなりません。

また、グループホームは他の介護施設と違って、普通の家に近い雰囲気を持つように作られています。高齢者が安心して暮らせるための配慮ですが、施設によってその雰囲気は異なります。ですから、介護職としてグループホームで働後とする場合は、勤務条件以外にも、口コミ情報などを見ておくことが大切です。自分に合った雰囲気の所を選ぶことができれば、良い形で仕事を行えるでしょう。